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「4K試験放送受信機」を放送関連事業者の
技術評価用として2017年9月に発売
5月12日から期間限定で先行予約受付を開始

2017年5月11日

株式会社ピクセラ(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:藤岡 浩、以下 当社)は、BS放送と110度CS放送から送出されている「4K試験放送」に正式対応した受信機(以下 本体)を、4K放送関連業者の技術評価用に、2017年9月に発売します。発売に先立ち、2017年5月12日(金)から2017年5月31日(水)の期間限定で、先行予約の受付を開始します。

本体外観図

総務省が発表する「4K・8K推進のためのロードマップ」によれば、「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の数多くの中継が4K・8Kで放送されている」などが目指す姿として掲げられており、2018年12月1日(土)からは、4K・8Kスーパーハイビジョン放送の実用放送が開始されます。

総務省ページ「4K・8K放送の推進」

この実用放送では、これまでの右旋偏波方式による放送波の送出にくわえ、左旋偏波方式が導入されます。実用放送の開始に先行して、2016年8月より、BS放送にて右旋偏波方式をもちいた4K・8K試験放送の送出が開始され、次いで2017年4月からは、110度CSにて左旋偏波方式をもちいた4K試験放送の送出がはじまりました。しかし、これらの4K試験放送は、従来のBS・110度CS放送と放送方式が異なるため、市販されている「4K対応テレビ」で視聴することができません。このたび当社は、4K放送の普及発展のため、放送局や設備メーカーをはじめとする、4K放送に関連する事業者の技術評価用に、4K試験放送受信機を販売することを決定しました。

ストリームデータをLANポートから入出力するオプションを準備

4K放送で新しく採用されるデータ送出方式「MMT/TLV」フォーマットのデータパケット(以下 MMT/TLVデータ)を、本体のLANポートから入出力するオプションを準備しました。このオプションには、本体側の本機能を有効化するパスコードと、PC上で動作するWindowsアプリケーションが含まれます。

【機能1】データパケット出力

放送アンテナから受信したMMT/TLVデータを、EthernetのUDP形式に変換し、あらかじめ設定されたIPアドレス/ポートに送信する機能です。受信機やパケットアナライザなど、MMT/TLVデータを取り扱う機器の動作確認などに利用できます。

出力データの流れ

【機能2】データパケット入力

外部機器から本体のLANポートに入力された、UDP形式のMMT/TLVデータをデコードし、画像と音声をHDMI出力する機能です。編成したMMT/TLVデータの妥当性を、実際の映像を見ながら確認できます。

入力データの流れ

【機能3】PCアプリによるデータパケット保存と再生

本体と組み合わせて、MMT/TLVデータの保存と再生をおこなうWindowsアプリケーションを準備しました。簡単な操作で、本体から出力されたMMT/TLVデータをPCに保存し(※2)、保存したMMT/TLVデータをUDP形式で本体へ送信(※3)できます。試験放送の休止期間や、アンテナが無い環境でも、4K放送の表示ができます。

保存・再生データの流れ

製品詳細

本体、オプション価格

本体価格:¥200,000(税別)
オプション価格:¥200,000(税別)

予約受付期間

2017年5月12日(金)~2017年5月31日(水)
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お問い合わせ窓口

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※1画像は開発中のものです。実際の製品ではデザインが異なる可能性があります。
※2パケットキャプチャ装置としての厳密な動作を保証するものではありません。
※3本体以外の機器への送出は、動作保証の範囲外となります。
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