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ピクセラ、AV家電向け地デジ受信ボードを開発

2006年10月17日

株式会社ピクセラ(代表取締役 藤岡 浩)は、当社として初の本格的なデジタルAV家電向け製品となる地上デジタル放送受信ボードを開発したことをお知らせいたします。

今回、当社が開発したAV家電向け地デジ受信ボードは、ハイビジョンに対応し、ARIB規格にも準拠しています。また、地上デジタル放送の映像・音声出力対応に特化することで低価格を実現した製品です。

セットメーカーは、既存のアナログ専用テレビに本製品を組み込むことで、短期間かつ低コストで地上デジタル放送対応テレビを開発することが可能になります。

本製品に加え、当社は、個々のテレビの性格に合わせた製品選択も可能とするため、デジタル放送の特長の1つであるデータ放送に対応する製品や、より小さなテレビへの組み込みを想定してチューナー部にRfStream社(持分法適用関連会社)のシリコンチューナーを搭載する製品の開発も進めています。

現在、地上デジタルテレビは、大画面の製品を中心に急速に普及していますが、ハードディスクレコーダーやSTB(セットトップボックス)などを合わせても、ようやく全体の1割程度に達したところです。 一方、中小型テレビは、国内のテレビ保有台数1億2千万台の6割を占めます。 今後、中小型テレビは、台数の面で、地上デジタルテレビの普及を牽引していくと目されていますが、未だ市場ニーズを有効的に充足する製品の登場を見ていません。 このような市場環境のもと、当社は、中小型テレビを対象とした地上デジタルテレビソリューションとして本製品を展開、安価な地上デジタルテレビが実現可能な戦略的な価格設定をしていきます。

当社は、本製品をパソコン用テレビキャプチャーボードと並ぶ戦略製品として位置付け、量産開始後1年間の売上高を20億円と見込んでいます。

なお、当社は、本年11月に横浜市で開催される「組込み総合技術展ET2006(Embedded Technology 2006)」に本製品を出展するとともにサンプル出荷を開始いたします。

AV家電向け地デジ受信ボードの特長

・ HD/SD出力対応
・ S/PDIF出力対応
・ ARIBフォント対応
・ B-CASカードインターフェース対応
・ ボード寸法:90mm×150mm

地デジ受信ボード
地デジ受信ボード

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